・・・す・・・ねぇ・・・・ ・・・・・・・鈴ねぇ〜・・ ・・・・・鈴ねぇ〜ちゃ・・・ 「鈴ねぇ〜ちゃ〜〜ん☆」 ちぇりこの声に鈴は、我に返った。 「何ぼんやりしてゆのぉ〜〜?」 ちぇりこが、クリクリとした目で、鈴の顔を覗き込んだ。 「ぁ・・・ぁぁwごめんwごめんww」 いつもの笑顔に、鈴は戻った。 「もぉ、お客さん返ったったよぉ〜 あちし達も、そろそろ帰るね☆」 ちぇりこがフリフリと手を振る。 「ぁぁ・・ぅんw今日も、ありがとw」 「ここに夕ご飯の用意したから、ちゃんと食べてねw 鈴ねぇーちゃんw早く治してねww お邪魔しましたぁ〜〜w」 かりも、そう言うとパタパタ手を振り、 姉妹仲良く手をつないで帰って行った。 あれから、行ってないあの約束の場所。 今もあるだろうか・・・ でも、行く勇気がない・・・ 鈴は、すでに薄暗くなっている窓の外に目をやる。 木の葉の香りが、鈴の寂しい心を癒していた。 ←back   next→ メニュー
♪傍にいるよ

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